aguidepost’s blog

みちしるべ

社内マーケティング

自分が会社を変えたいと感じた時に、多くの社員は自分が出世する事で、公式的なパワーを持つことを考えるだろう。
それは何年先になるのだろうか?

気が遠くなるくらい多くの努力と、多くの気遣いと、多くの時間を必要とする。
ほとんどの社員は諦めて会社の流れに飲まれるか、独立や企業の道を選ぶのだろう。

会社の社訓を愛し、会社に対して恩を返す気概がある人間は、社内マーケティングを用いる事を推奨する。

単にゴルフやパーティーに参加して上司のいる場所に顔を出す事や、
自分の能力を会議にてプレゼンするといった旧来のマーケティングでは無く、
より広範囲で持続力があり、言わなければ誰にも気づかれないマーケティングを用いるべきだ。



ここから先は、真に会社や組織の為にパワーが欲しい人に読んで頂きたい。
悪用はして欲しくない。


たとえば、会社の業績が下降傾向にあるとする。
自分なら会社を立て直すことが出来ると感じているけれども、現在は中間管理職であり影響力がない。

そのようなことは、往々にしてあると思う。

そんなときは、
①どの上役が、自分にパワーを与えてくれるか考える。
②その役職に影響を与えるパワーがある人物や組織を考える。
③その役職者が最も関心を持っている事を考える。
④自分が影響力を与えられる資源を考える。
⑤自分の情報がどのように伝われば、興味を抱いてくれるのかを考える。
⑥情報の伝達方法を考える。
⑦最も印象に残るストーリー性を考える。

このような流れだ。

具体例としてコーヒー店で考えてみる。
○○さんは優秀な人物で○○な実績を残しているという情報だけでは、
いくら自分にパワーを与えられる上役に情報が伝わったとしても興味を示さない。


○○さんは、自分で求人広告を作成し、近隣店舗より低い時給でアルバイトの女子高生とおばあちゃんを雇い、計3名での運営をし、
斬新なメニュー開発をしているので、近くのコーヒーチェーンよりも高単価でな営業をしている為、過去最高の売上を上げている。

このような情報が伝わった場合はどうだろう?

こんなストーリ性があれば、○○さんは発想力と行動力とマネジメント力とリーダーシップ力と、
マーケティング力がある人だという事が伝わるだろう。

多くのマネジメント上位者は、自分の過去を過大評価しているため、
少しでも自分の過去の栄光に明らかに劣る要素がある場合には、すぐに話したり会ってみようとはならない。

例を解説してみたが、相手への情報の伝わり方次第でチャンスが巡ってくる可能性が高まるという事は感じて頂けただろうか?
必ず成功するとは限らないが、少なくとも、気の遠くなるような時間の浪費はしなくて済むだろう。

このマーケティングは、関係者に知られてしまうと信頼を損なうリスクがあるため、
絶対に誰にも言わない事でしか成功しない事に留意する必要がある。